ものづくりへの
こだわり
Craftsmanship & Quality
「社会貢献」「初志貫徹」「信用信頼」—— 創業から変わらない社訓と、機能美を追求する姿勢で、 株式会社ハイロンはものづくりに向き合っています。
兵庫県朝来市、日本のマチュピチュとも呼ばれる竹田城跡を望む地で、株式会社ハイロンは1973年に創業しました。縫製加工を得意とし、業務用モップ・洗車用品・かばん製造を中心に、繊維に関わるさまざまなものづくりを手がけてきた半世紀です。
「よいものは変わらない」という理念のもと、私たちは一針一針を丁寧に縫い上げることを続けています。流行に左右されず、長く使えるものをつくること。それが私たちのものづくりの根幹です。
消費者向けブランド「むろの屋」では、その縫製技術をいかしたかばんと雑貨をお届けしています。日々の暮らしに溶け込み、使えば使うほど愛着が増す——そんなものづくりを目指しています。
3つのこだわり
丁寧な縫製
一針一針、丁寧に。機械化が進む今も、職人の手による縫製へのこだわりを守り続けています。丈夫さと美しさは、職人の丁寧な仕事から生まれます。
素材の選択
綿帆布・ナイロン・ポリエステルなど、用途に応じた素材を厳選しています。素材の特性を理解し、最もふさわしい使い方をすることが、長持ちする製品への第一歩です。
機能美の追求
飾りのための飾りはつけません。使いやすさと美しさが一致するとき、はじめて「機能美」が生まれると考えています。シンプルで飽きのこないものづくりを続けます。
ミシンと職人の手
株式会社ハイロンの縫製は、工業用ミシンと職人の手仕事が組み合わさっています。直線縫いはミシンの正確さを活かしながら、カーブや細部は職人が丁寧に仕上げます。どちらが欠けても、私たちの求める品質には届きません。
工業用ミシンの針は1分間に数千回、正確に同じ間隔で縫製します。しかし、かばんの角やカーブ部分、持ち手の付け根といった力がかかる箇所は、職人が送り速度を調整しながら縫い上げます。機械の精度と、手の感覚。その両方があってはじめて、長く使える縫製が完成します。
ひとつのかばんに使われるステッチの数は、数百から数千。そのすべてが均一であることが、見た目の美しさだけでなく、強度にも直結しています。
素材を知ること
長年の経験から、私たちは素材の声を聞くことができます。帆布なら引っ張り強度と重さのバランス、ナイロンなら撥水性と縫製のしやすさ。素材ごとの特性を理解し、最適な縫い方・仕様を選ぶことが、耐久性の高い製品につながります。
株式会社ハイロンのキャンバストートバッグには、国産の帆布を使っています。帆布の歴史は江戸時代にさかのぼります。船の帆を織るために太い木綿糸を密に打ち込んだのが、国産帆布のはじまりでした。号数は1号から11号まであり、糸が太いほど数字が小さくなります。6号は「厚物」に分類され、体育館のフロアシートや体操マットにも使われるほどの強靭さを持つ生地です。
化学繊維にはない、天然素材だけの素直な手ざわり。使い込むほどにやわらかくなり、色に深みが増していきます。丈夫で、通気性がよく、そして経年変化が美しい——帆布は、長く使うことそのものが楽しみになる素材です。
細部に宿る品質
縫い目の均一さ、ステッチのテンション、角の処理——製品の品質は、目に留まりにくい細部の積み重ねで決まります。ひと針ひと針の仕上がりを大切にしながら、完成後の検品まで、目と手で確認を続けます。
ステッチの間隔、糸のテンション、縫い終わりの始末——どれも一見小さなことですが、これらの精度こそが、長く使える製品をつくる根幹です。基準を満たしていても、手に取ったときの「気持ちよさ」が足りなければ、やり直します。
お客様の手元に届いたとき、最初に触れる瞬間の印象を私たちは大切にしています。だからこそ、最後の検品には時間を惜しみません。